藪そばの系譜

ここでは「やぶそば」の系譜を紹介していますが、「砂場」とは違い商標登録されていないので、全国にある「やぶ」を名乗るそば屋をひとくくりにすることは出来ないため、東京で名店とうたわれた「団子坂藪蕎麦」(正式な屋号:蔦屋)の系譜を紹介します。

「やぶそば」のいわれ
蔦屋は団子坂宇藪下にあった。今でいう文京区千駄木不忍通りと本郷通の間にある坂。この坂の周辺に大きな竹藪があったため土地の人たちが「やぶそば」と呼び始めたんだとか。この俗称は主人の三輪伝次郎さんも気に入ったみたいで、「駒込団子坂藪蕎麦」と名乗るようになっていました。
その後相場の失敗で暖簾をおろすことになり「かんだやぶそば」に暖簾を引き継ぐことになります。

藪御三家
「神田藪蕎麦」「並木藪蕎麦」「池の端藪蕎麦」と呼ばれるのは「神田藪蕎麦」の初代七兵衛と血縁関係の為と言われています。

魅力・特徴
緑色の蕎麦で、そばの実の外側にある甘皮を適度に挽き込むことによって緑色になるそう。また、つゆは、そばの味の濃さに合わせてかなり塩辛くつくっているそうです。
因みに三大江戸蕎麦は更科が白、藪蕎麦が緑、砂場が黄と言われています。

2024/3/8更新 竹やぶ、藪蕎麦宮本を追記

藪そばの系譜図
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